2回目:話題になっていたので観てみました「日本沈没2020」


湯浅正明監督の作品は嫌いじゃないので、 

特に森見原作の「四畳半神話大系」とか「夜は短し歩けよ乙女」とか、

クレヨンしんちゃんの映画で携わっている作品とか「ピンポン」とか。

今年は「映像研」がありましたね。


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<予告編>


ネットフリックスで、全10話。

今年11月には劇場編集版として映画館でかかるようです。


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9話までの色んな意味で容赦ない展開や演出の立て続けで、

そこまでがあっての最終話・10話目で、

「どんなことがあってもなにがなんでも生きることがこの上なく大切」

と説いてくる作品。


作品の題名通りのことが起こってしまうので、

最終話以外としていいでしょう、

登場人物らが想像だにしない目に遭う、

生死の表現に徹底して容赦ない展開が続きます。

観る人によっては力が要ることでしょう。


物語の上で日本が非常なあり得なさに陥っているわけですけど、

観ていくうちに、こう言わんとしているのね、と。それは、

“日本沈没”に等しい非常なことが現実でも起こっている、と。

現実というものの悲惨さを訴えている、嘆いている、と。

そんな印象がしました。


今に制作されることにうなずけもする、そこのところに、

前回ご紹介の「ランド」にも通底という気がしました。


1回目:書籍を中心に、あれこれ紹介&感想ブログです。


タイトル通りです。


わたし個人の好みに書籍や音楽や映像作品などをご紹介、

それから感想に好き勝手つづるような、っていうブログです。


これまで触れてきた色々を忘れずに引き出せるようにしておく、

そんなブログに、ぼちぼちの更新にお付き合い頂けたなら幸いです<(_ _)>


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初回のご紹介に、

最近読み終えたばかりの、この最終巻の一冊。



2020年9月18日 / 本体740円 / 講談社


これまで連載誌ではなく単行本で追いかけて、ゴールしました。


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物語の大体はマンガペディアで調べていただくとして……。


最終巻まで読了された皆さんの感想はどうだったでしょう?


近年そして昨今の禍やニュースで報じられる悲痛な事象を想起させる、

そんな描写が作品中に見受けられるあたりに、

世の中をふかく憂えて見えます。


と同時に、それは現実に対して、天国も地獄も境になくて一続き、

という酷な見方がこの作品の根っこにあるようと。


そんな感を抱いてしまう、つまり、それだけ魅力があることに確かな作品。

力みのない絵に釣られてさらさら読めてしまうので、余計恐ろしい。


まだ読んでいない方がおられましたら、一読いかがでしょう。


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雰囲気にがらりと変えて、音楽のご紹介も。


1995年12月1日に発売の、

アーティスト「YOKO」のアルバム「AFTER  IMAGE」から。



かわいかっこいいキュートストロングって感じの歌声に、

気分を心地よく上げてくれるリズムに、

こんな素敵な曲がこの世に埋もれているなんて……。