19回目:いっぷく&細胞リラックス専用♪……

 

FPM(ファンタスティック・プラスチック・マシーン/田中知之)に

ちょびっとだけ、すっかりクラシックに落ち着いたのを。


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 First Class '77


Different Colors


 ラジオ体操第一リミックス【5:35あたりから】

  それだけの音源ほしい。


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音楽ってほんと大事。


18回目:こういう漫画の “レーベル” はもう発足されないのかな……

 

東京オリンピック、どうなるのでしょうね。

とにかく、コロナにはまだまだ用心なのです……。


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さて、前回ご紹介した漫画を手に、ふと、思い出したんです。


いわゆる“ガロ系” であり 

“ニューウェイブ系、サブカル系”(としてよいでしょう)の

漫画家の単行本を定期的に刊行していたレーベルがあったのを。


そのレーベルに、

「カワデ・パーソナル・コミックス」というものなんです。


1980年代後半から始まったレーベルのようで、

 “ガロ系、ニューウェイブ系、サブカル系” 漫画家の作品が

読めるといったふうで。


今回は、

古書店で集めていたそのレーベルに多々の中から一冊をご紹介。


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1986年7月25日初版発行、850円。


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うしろの宣伝ページより。

「カワデ・パーソナル・コミックス」からの刊行に

このような(↓)ラインナップ。








これはまだ初期のラインナップ。

このあと更に単行本の刊行数に増えていくのです。

どれも表現に富んだ作品ばかり。

不条理、ファンタジー、偏執妄想、エキセントリック、

一筋縄ではいかない人間模様……。


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さて、ご紹介の一冊に、人間模様の部類となりましょう、

そんな短編に七本収録の作品集です。

最後の解説文に、あの “谷山浩子さん” が書いておられます。


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たとえば女子を主人公とした短編に、

彼女らが自分の置かれた状況の中で、

やがて迎える物語の終わりで「はたと」「もしや」と

そんなふうに気づく、自分を俯瞰するような面差しに宿る、

“悲しさ“ “寂しさ” “冷めた呆れ” “切なさ” といった感じが、

わたくし的に、こちらの胸のうちに、

水面に一滴だけ落ちて波紋のゆったり広がっていくような印象。


そんな雰囲気の詰まっている一冊。











額に収めたいような、ゆったり波紋のコマ。


男子が主人公の一編(↓)に、

夜空であり宇宙に向かって、

世間体になんだよそれ、って抱く表現に好感です。







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今現在の漫画もいいですけれど、昔の漫画もいいものです。

みなさまも発掘なさってみるのはいかがでしょう。