湯浅正明監督の作品は嫌いじゃないので、
特に森見原作の「四畳半神話大系」とか「夜は短し歩けよ乙女」とか、
クレヨンしんちゃんの映画で携わっている作品とか「ピンポン」とか。
今年は「映像研」がありましたね。
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<予告編>
ネットフリックスで、全10話。
今年11月には劇場編集版として映画館でかかるようです。
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9話までの色んな意味で容赦ない展開や演出の立て続けで、
そこまでがあっての最終話・10話目で、
「どんなことがあってもなにがなんでも生きることがこの上なく大切」
と説いてくる作品。
作品の題名通りのことが起こってしまうので、
最終話以外としていいでしょう、
登場人物らが想像だにしない目に遭う、
生死の表現に徹底して容赦のない展開が続きます。
観る人によっては力が要ることでしょう。
物語の上で日本が非常なあり得なさに陥っているわけですけど、
観ていくうちに、こう言わんとしているのね、と。それは、
“日本沈没”に等しい非常なことが現実でも起こっている、と。
作品を通して現実に対する悲惨さをも訴えていると、
そんな印象がしました。
今に制作されることにうなずけもする、そこのところに、
前回ご紹介の「ランド」にも通底という気がしました。