予約してから手元に届くまでが長かった……、
書店さんもアメリカへお取り寄せでしたから。
〇 〇 〇
2021年9月7日発売 / 日本円で5800円くらい
今現在アメリカのロサンゼルスに新設された米アカデミー映画博物館で
こけらおとしとして開催されているオープニング企画展「宮崎駿展」、
その図録です。
ARTの巨匠の展覧会図録に共通した厚みのある、
いいつくりです。
〇 〇 〇
表紙にトトロで、裏は千とカオナシです。
裏には宮崎駿展の簡単な紹介文があります、
ジブリから初お目見えの資料色々で匠の技をご覧あれ的な。
「アルプスの少女ハイジ」や「ルパン三世 カリオストロの城」からの
レイアウト、また「風の谷のナウシカ」から「風立ちぬ」に至るまでの
イメージボードや絵コンテ、舞台設定、背景美術など、
企画展用に展示されている内容が一冊に。
感想として、
これまでに日本で催されたジブリ関連の展覧会の方が、
やっぱり自国なのもあって、展示内容に濃い印象かな、と。
米アカデミー映画博物館での企画展の中身は、
“宮崎駿の仕事”をまんべんなく(広く浅く)俯瞰している感じかな。
でも、
紹介される資料の数にボリュームがあって、そこから
アメリカで宮崎駿がリスペクトされるほどがうかがえます。
結構な重量で、製本にしっかりしているだけじゃない、
スタジオジブリのクリエイティブその積み重ねが
重厚にうかがえます。
〇 〇 〇
この先にどうなんでしょう、
図録に日本語訳のものが出版されるのでしょうか。
その際は日本でも同じ内容の企画展が行われるのかな、
なんて思いつつ、ご紹介の英語版、お手元にいかがでしょう。
-------------------------------
-------------------------------
-------------------------------
10月も半ばを過ぎて、寒さがぐぐっと接近です。
コロナ、引き続き注意を怠らず第6の波に備えてまいりましょう。