絵から言葉を引く。「言の葉 連想辞典」……


帯にあるように、イラストがあって、の字引、

という趣の一冊。


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「言の葉 連想辞典」

2019年6月19日 / 1800円+税



日々に気持ちのほぐれるような言葉が引けます。

辞典、っていうタイトルの読み物でもあるかな。


ワンダーな世界へじゃっぽーん!「ワンダーJAPON」……


って、どっぷりはまれますよ。


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「ワンダーJAPON」1号

2020年7月1日発行 / 1540円


いわゆる「廃墟」だとか「珍しいスポット」だとか、

なんなんこの変な建もん?! この場所なんか変?! みたいなのを

たくさん紹介してる “〈異空間〉旅行マガジン” 。

とっても癒されます。


以前に『ワンダーJAPAN』ってマガジンがあったんですけど、

休刊になっていました。

それがこのように (出版社が変わったようですね) 復刊。

来年には次号もちゃんと出るみたいでうれしい。


このようなご時世ですので、

これでもって旅行気分を満喫。



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『ワンダーJAPAN』はCSテレビでも放映されていました。

広く知られず狭く熱狂的に知られてるワンダーな風情が

映像で味わえるといった具合。


その三回分の冒頭がYouTubeにありましたので。

こんなふうです。





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早くワンダーなところへ旅行できる日常が戻ってきますように。



「ニューエイジ ミュージック ディスクガイド」……


環境音楽、ラウンジミュージック、アンビエント、

テクノ、ハウス、アシッドジャズ、フュージョン、

ゴンチチなら “地球一番の快適音楽”、


それらジャンルを総合して「ニューエイジ ミュージック」

っていう、そのあたりをこの一冊で俯瞰できます。


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「ニューエイジ ミュージック ディスクガイド」

ディスクユニオン / 2020年8月8日 初版発行 /

2200円+税


「ニューエイジ」アルバムに600枚をレコメンド。

ミュージシャンへのインタビューや、

「ニューエイジ ミュージック」その考察など、

そういったコラムも。


細野晴臣さんへのインタビューに読みごたえがあります、

また、ほかのミュージシャンへのインタビューも同様に。

「ニューエイジ ミュージック」の起源など、

とっても興味深いです。


日々の疲れを癒してくれる、

ぼんやり聴いているだけで気持ちいいのとか、

なにかしらの刺激に働きかけてくれるのとか、

そんな音楽の検索に役立つ一冊。


ジャケットデザインを見ているだけでもいい感じ、

クリエイティブな勉強になります。


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今回ご紹介の書籍のレコメンドにはないけれど、

個人的な感触にこれもそうって思える、

持ってるCDから2枚をピックアップ。


1枚目 / 

バンビ・シナプス「ウェザー・フォアキャスト」(1996)

脳内を心地よく響く、ほどよく刺激してくれるような、

ブレインマッサージアルバム、ってコピーの浮かんでくる1枚。

そこからの1曲に……


2枚目 / 

映画「萌の朱雀」インスパイア―ド・トラックス(1997)

全曲ピアノのみの音色で、映画の色とも相まった、

もの静けさの美しさ。森のささやきや川のせせらぎ、

雷鳴、など、そんな自然音と呼応し合ってるような、

ニューエイジ感ある1枚。そこからの1曲に……


日々安穏を心がけていきましょう(と自身にも込めて)。


気分に盛夏へ戻れるサウンド……


来年の夏はどうなってるのか、

先の世情にまったく読めないけど、

コロナに対する不安がのぞかれてることを願うばかり。





これまでどおりの夏がまた戻ってきますように。


話題にあったので観てみました。「日本沈没2020」……


湯浅正明監督の作品は好みなので、 

森見原作の「四畳半神話大系」とか「夜は短し歩けよ乙女」とか、

クレヨンしんちゃんの映画で携わってる作品とか、「ピンポン」とか。

今年は「映像研」がありましたね。


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「日本沈没2020」<予告編>



ネットフリックスで、全10話。

今年11月には劇場編集版として映画館で上映されるようです。


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9話までの色んな意味で容赦ない展開や演出の立て続けで、

そこまでがあっての最終話・10話目で、

「どんなことがあってもなにがなんでも生きることがこの上なく大切」

と説いてくる作品。


作品の題名通りのことが起こってしまうので、

最終話以外としていいでしょう、

登場人物らが想像だにしない目に遭います、

生死の表現に徹底して容赦ない展開が続きます。

観る人によっては力が要ることでしょう。


物語の上で日本が非常なあり得なさに陥っているわけですけど、

観ていくうちに、こう言わんとしているのかも、と個人的な感に。それは、

“日本沈没” に等しい非常なことが現実のそこここで起こっている、と、

そして、そんな現実に対し作品をとおして嘆いている、と、そんなふうに。


今に制作されることにうなずけもする、

前回ご紹介の「ランド」に通底するおぼえもします。