「ティン・パン・アレー」の演奏に……

 

いつでも聴けるように。


井上陽水さんの「ロンドン急行」
ユーミン&ムッシュお二人めっちゃ楽しそう


実はムッシュのために書かれた曲「中央フリーウェイ」


   ~~~


TV番組に「セブンスターショー  ユーミン&ムッシュ」(1976)

っていうのがあったのをYouTubeで知りました。

<全編バージョンはこちら>

こういった動画の発見って、ほんとにうれしい。


やっぱりほそのさんがいると、

リズム隊のはしら、おやかたって感に、

ここちよく聴き入ることができますね。

全編バージョンでは曲間にユニークなとこも少々あったり。


そのTV番組の放映から2年後、ほそのさんはYMO始動。


「週刊本6 本本堂未刊行図書目録 地平線の書物」……


本当に刊行されてたなら、って考えるだけで、

どきどきわくわくはらはら、ヴィヴィッドなここち。

そんなふうに刺激を与えてくれる一冊。


「週刊本6 本本堂未刊行図書目録 地平線の書物」

坂本龍一

1984年11月1日 発行 / 朝日出版社 / 500円


   /   /   /


1984~85年にかけて定期的に配本されてた叢書、

「週刊本」シリーズの6巻目。


その内容に、本本堂の “未刊行図書” 50冊の目録。

目録の構成に、装幀(デザイン案)とブックリスト(概要)。


本本堂は、坂本龍一さんがその当時立ち上げた出版社。

「(今年復刊された)長電話」や、カセットブックなど

発行されてました。


   /   /   /


装幀(デザイン案)に少し……





上から順に……


「一定時間が経つと燃え始める、読み手の

知りたいエネルギー(欲求)に対抗するような本」

……<煉獄論あるいはゴダール・スペシャル>

   浅田彰 / 装幀・井上嗣也


「その論を開こうとするには、重たげな表紙に

硬そうなボルトをはずさないといけない本」

……<中上健次論(カセットブック)>

   浅田彰 + 坂本龍一 / 装幀・赤瀬川原平


「(幻覚作用があるといわれてる)檜の一枚板による、

薄くスライスされてそれがページをなしてる本」

……<鬼奈沙・黙示録>

   半村良 / 装幀・奥村


「ひもとくとそれ自体が壊れてしまう、

その再構築・再構成が読者にゆだねられた本」

……<壊れる本>

   構成・坂本龍一 / 装幀・日比野克彦



ピックアップした以外の装幀にもいえる、

常からの逃避感。


   /   /   /


人って、情報を理解する状態へもってくまでに、

“言語的なるもので構造化する(形にする)” って

面倒を踏まなきゃ、そうして出来上がったメディアを

介さなきゃ「なるほど~」「ふ~ん」「おもしろ~い」

って感触、つまり理解にまでたどり着けない。


現実問題、そんな感触を得るための媒介、メディアが

この世に多すぎる。

本にしてもレコードにしても、人はいまだに目や耳から

膨大な迂回路を経て情報とコミュニケートしてる。


そこで、こんな考えが浮かんでくる……それは、

目や耳で触れるメディアが形づくられる以前の思考、

ってものに(たとえば、文章として原稿用紙に

吐き出される前の言葉だったり譜面に起こされる前の

メロディーだったり、そんなクリエイターの頭の中で

それら発想のゆらいでる状態、に)、

ものすごくヴィヴィッドで、流動性に高くて、

常に変容するなにかが潜んでて、そこに受け手が

“シナプス的連結”できたなら非常に面白いはず、って。


この週刊本に、

50冊の装幀やブックリストを自由に眺めるだけで、

まるでそれら情報を好きな場所からランダムに

アクセスしてるような恰好で、それって

脳神経に直結してるようなイメージに近い……

そんなパフォーマンスを見せる、っていうのが、

本本堂による未刊行図書目録。


   ~~~


「紙」に「文字や絵や写真等」が印刷されて「本」という

“構造化されたメディア” になってそれが物流に乗って

全国の書店へ運ばれそこで販売される部数に一冊手に取り

ページをめくり……することで、

ようやく著者の思うところにたどり着ける

(わたしの場合古本屋さんで「教授の本!」って見つけて

購うまでの年月も迂回路に含まれるものと……そうして

発行から40周年を迎えた今年にたどり着けた、っていえる)、

そんな本書に収録されてる対談『坂本龍一 × 浅田彰』から

帯文にコンセプト(未刊行図書目録の趣旨)のあたりを

わたしなりに崩してつづってみました。


   /   /   /


本本堂未刊行図書目録。

そのポストモダン期の1980年代に創られた、

非合理主義につら抜かれたそんな一冊のご紹介でした。


肩凝りましたか? 両腕をぐるんぐるんしましょう!


目指せおもちゃのカンヅメ、その5……

 

頂きましたので、

ブログで開封の儀みたいな。


   ~~~


この箱で送られてきました。配達員さんのほほ笑み。




キョロちゃんの大きなあたまのなかにあるカプセルを

側面のハンドルまわして取り出す、っていう、

対象年齢3才以上のおもちゃ。


カンヅメの付属品に

カプセルのなか身用カードみたいなのがあって、その種類に

「おてつだい」「おねがい」「おみくじ」「フリーカード」。

フリーカードは、そこに文言を自由に書き込めるぐあい。


ガチャする者の年齢に合わせたカード内容で

楽しさ広がるキョロガチャ(ΦωΦ)キキキ


   ~~~


森永チョコボールの金・銀のエンゼルマーク。

調べてみると、そこそこの値段で売られてますね、

ヤフオクとかメルカリで。


(現在のエンゼルマークの出現率から)

銀は1枚で3、400円くらい、5枚セットで1500円前後。

金のは、出現率に低いからでしょうね、

それ1枚で銀5枚セットより幾らか高い値段設定。


ということは、

おもちゃのカンヅメ自体に値段をつけるなら

それくらいってこと?

今回の「キョロガチャ缶」、幾らくらいで売られてる?

そこんところオークションサイトで調べてみると、

その状態に加味の上で、3000円前後(送料込み)。

欲しい方には、チョコボール食べてエンゼルマーク集めるより

なにかとショートカットなのはたしか。


それにしても、SOLD OUT が目立ってて。

キョロちゃんアイテムコレクター、

森永製菓販促グッズコレクター、といったような方々が

買い求めてたり、あと、家族で楽しむ用に、とか、……。


   /   /   /


目指せおもちゃのカンヅメ、続く。。。


今年の ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS、……


いつもならもう始まってるんですけど……


昨年から引き続き、

各都道府県での入賞作品の発表会はありません。

新型コロナにまだまだ用心ですね、

来年は行われますように。


   /   /   /


ということで、

ウェブで視聴できるようになってる今年の入賞作品、

2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS

(旧 ACC CM FESTIVAL)

< 入賞作品リスト > 


前年から今年にかけて一定期間(一年間)にテレビやラジオ、

SNSなどのメディアで放送、展開されたコマーシャルのなかから、

2024年度のTV部門とラジオ部門でグランプリ取った作品を

リンク経由でご紹介。


   ~~~


TV部門・グランプリ



   ~~~


ラジオ&オーディオ広告部門・グランプリ


< タマノイ酢 すしのこ「OTOMORE」(90秒)>


   /   /   /


今年もグランプリに選ばれた、カロリーメイトのCM。

受験生には励みになって、

通過した者にはそのときを振り返らせる……。


タマノイ酢 すしのこ。

商品のおいしさがおかしく味わえる、

咀嚼音その音漏れが愉しく際立つ、

そんなラジオならではっていえるCM。


   /   /   /


もし来年行われるなら、全国巡回にこれまでと同様

だいたい11月末くらいから始まるはず。

各都道府県によって、約3時間(この長さがデフォルトかも)から

最大約6時間の、コマーシャルだけの視聴に

(長時間の発表会は途中休憩挟みます)、

場所によっては無料、料金要るとこもあるので、

参加される際は確認してみてください。


寒い季節それ対策用の音楽に……


いつでも聴けるように。



「Winter's Tale ~冬物語~」

(1992年11月4日発売シングル)


至福。エバーグリーン。

「高野寛&田島貴男」お二方による新曲、

あってくれないかなと期待。


   /   /   /


「Winter's Tale」、

その曲の使用されてるテレビCFがありました。


それが流れてたのは1992年の冬、今から32年前の、

アルコール飲料『冬物語(サッポロ)』のコマーシャル。



一年前の同じ商品のテレビCFに“マッキー”の曲でした。

翌年に「高野寛&田島貴男」お二方って流れで、

そこから新CFに都度べつのミュージシャンが起用されて

それが何年か続いてって……音楽CDの売れゆきに

勢いがあったころの、この国の今より明るかったころの、

おしゃれモードなテレビCF。


「へび女」……