雪が降りそうな、はたまた積もり始めた寒い冬の夜に、
そして、対の季節に
暑く盛る昼間の燦々も沈んで涼に透んだ夏の夜にも、
いつでも聴けるように
透明度の高い冬の空気にすっと浸透するピアノ、教授のそれと、
冬至を迎えて近しくなる音楽とくれば山下達郎さん、そのコーラス
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名盤、坂本龍一さんの「音楽図鑑」
“完璧盤” そして “2015 Edition” からときを遡ること、
最初のそれは1984年10月24日発売でした。
その発売日はあとで知ったことなんですけど、
そんなあと追い情報をもとに古書店さんで買った、
アルバムの発売されるちょうどそのころの雑誌にこちら。
「宝島 1984年 11月号」
昭和59年 11月1日 発行 / JICC出版局 / 250円
アルバム発売に合わせたロング・インタビュー記事に、
聞き手は中沢新一さんで、ポストモダンのその先への思索……
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当時のカルチャー全般にその潮流が、
記事にグラビアやインタビュー、エッセイやレビューなど、
また、そこからだけじゃなくて誌面の隅々にある広告からも
ぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅっと感じられて、
ときが経てばヤケに劣化の濃くなる紙媒体なのもあって、
そこに込められてる熱量のいまだ衰えのなさに魅入ります。
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この11月号に「京都が新しい!」って特集あって、
そのときの、要チェック!なスポット・お店や人物などを
紹介してて、昔の京都へトリップって感じで愉しい。
お店の住所も載ってて、
今では全然別個のお店になってたり
住宅になってたり……
要チェック!な人物のお一人に、
まだお若かったころのひさうちみちお先生!
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ビジュアルに前面のぶんだけそこから雑誌の色味がうかがえる、
そんな誌面広告にちょっと
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「宝島(1984年もの)」を取り上げたので、
こちらにスルーってわけにはいかないですよね、
同じ80年代に発行されてた雑誌にみなさんご存じ
「ビックリハウス」
のちの機会にご紹介したいと思います。。。