季節の変わり目に(でなくてもいいですが)読みたい絵本……

 

もう季節に秋がきてますね、

ここ最近の夜はその季節の虫の音もあって、やんわりすずしい。


というわけで、

タイトルどおりにそんな一冊をご紹介。


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「はるとあき」 作/斉藤倫 作/うきまる 絵/吉田尚令

2019年5月22日初版発行、小学館より、1300円+税


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お話は、

擬人化された四つの季節、春、夏、秋、冬、のなかの

“はる” と “あき” の手紙を介した交流がやさしく描かれる、

といった具合。


絶対に出会えないお互いの、

それぞれに思いをはせるまなざしが

読者の心をあたたかくしてくれる絵本。


この絵本の帯にこうあります。間違いありません。








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出だしに、“はる” が目覚めるところから始まります。

そうして、“なつ” がやってくるところで

来年まで眠りにつこうとする “はる” が気づくのです、

“あき” に会ったことがない、と。そこで、

“あき” に手紙を書いてみよう、ということに。














その後に続く手紙のやりとりで、

お互いの素敵なところにあかりが灯されていきます。


絶対に出会えない宿命にある “はる” と “あき” なのですが、

だからこそ通じ合える関係性に絶対でもある、と読ませます。


おだやかでやわらかな画風が、

お話を、そして “はる” と “あき” をあたたかく包み込んでます。


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まさにお話と絵に相性よく出会った、

生きとし生けるものを全肯定する、

といった印象もおぼえる絵本に「はるとあき」。


書店やネットで購入可能と思いますので、

よければページをめくってみてください。

すてきな絵本です。


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ついこの前までほんと暑いと思ってたのに、

もう今年に瀬の気配が……まだ気が早いでしょうか。


コロナウイルス、まだまだ勢いがあります、

いいかげんおさまってくれますように。


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