現代美術家が描いた漫画 その3「ドンケデリコ」……


「ドンケデリコ」

1996年 9月30日 初版第1刷発行 / 作品社 / 1300円(税込み)


お一方に言わずと知れた現代美術家、そしてもうお一方に

1980年代に「Hanatarash(ハナタラシ)」からの

「BOREDOMS(ボアダムス)」さらに別名義の

バンドユニット&DJでひときわのミュージシャン、

そんなお二方がそれぞれ描いたものをFAXで送り合い

そうコラージュによって生まれた漫画


ドンケデリコ、

その言葉の意味に、この本にはこう説明あって、

「南米においてLSDを服用した際、どんくさくなる人の

精神性を表す」と


   *   *   *









幻覚剤で酩酊し呂律のまわってない、

そんなドンケデリコにそのとおりってヴィジョン

言葉とイメージの純粋性に交互の応酬、

邪念のない感情その流露っていえる、ページに次ぐページ


FAXの送受信にサイズが限られてると思うんですけど、

もしそのサイズがなかったなら……

ドキドキワクワクドキワクが止まらない


   *   *   *


書籍、というサイズにひとまず収まった、

壮大なお話のごく一部にも思える

「ドンケデリコ」


もし、仮に、万一、ページをめくる機会がありましたら、

お二人によるバンドユニット

「PUZZLE PUNKS(パズルパンクス)」

そのサウンドにミニマルでパンキッシュでコラージュなテイスト

それをBGMにしてみるとバッチリ


この本が出版された1996年リリースのアルバム


2 件のコメント:

  1. 広島県尾道市に「ドンフェデリコ」というイタリア料理店があるのですが、「ドンケデリコ」はこの「ドンフェデリコ」をもじった名前なのではと思いました。
    FAXで送り合って生まれた漫画とのことですが、ひらめきや偶然が価値を生んだ作品だと思います。
    おそらく、作者自身も仕上がってから「こんな作品になったのか」と思われたことでしょう。
    それがこの作品の味であり、価値なのでしょうね。

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    1. コウジ菌さんへ

      調べてみましたドンフェデリコ、おいしそうな料理もそうですけど、
      店内からの外の眺めに良い評判なので、グーグルマップで見てみました、
      マリーナがあって、内海には島間の交通にフェリーの姿もあったりでしょうか。

      そんな雰囲気とまるで異なるドンケデリコ、計算のいっさいなくて、
      ただただ思うままに創造されて、ほんとそこに価値のある、妙味にもちろん、
      強烈な世界観です、味わったなら尾を引きます。

      FAXを送り合ってたということで、その漫画を送信の順番に沿って繋げて
      一本の絵巻物みたいな状態にしたのを端からたどってみたいです。
      お二人の表現性にいちだんと迫った味わいが楽しめそうで。。。

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