疲れてる時はやっぱり現実逃避薬が必要……

 

ですよね。ということで。


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「模型の町」panpanya

2022年 10月 5日 初版発行 / 白泉社  980円+税


この描き手さんのマンガを読んでると、ほんと、

登場人物の住んでる町・その世界に引っ越して暮らしたい、

って思ってしまう(やっぱり疲れてる、ってことか)。


およそ年一の周期で現世に現れる、

出版物に単行本という形態を取ったもう一つの世界線、みたいな。


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この新刊に、いつもの妙加減にもちろんのこと、

ワンダーJAPON(旧JAPAN)的な、

タモリ倶楽部にあった企画ネタみたいな、

そんな感じのところに健在で、惹かれます。






タコ滑り台、ワンダーです。






コンクリートブロックの意匠、
タモリ倶楽部でもありました。






ガードレールの意匠、
現実にも色々ありそうです。









マンホールカードについて
ヤフオクで調べたら、大阪吹田市の、
その1枚の売値に今現在35800円?!








タモリ倶楽部の企画にありましたね、
森ビルの巨大都市模型。あれって
一般に非公開なのが残念。





もし、この作品が映像化されたなら、

動きを伴った世界観が見られるわけだから、

うれしいことこのうえなしです。


背景は3D・CGIで構築、

キャラクターは2Dでそれも手描き線で表現、みたいな。


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いつもどおりの雰囲気に楽しいこの新刊、

よろしければお手もとにいかがでしょう。


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新型コロナ、どうなんでしょう……

なかなか心配にやみません。

間もなく迎える冬に、インフルエンザにも注意です。


今年の八月が、やがて夏が、終わってしまうってことで……

 

今年も、過ごした夏を振り返れるような、そんな空の写真を。










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空といえば、今はコロナの状況もあって

航空会社のテレビCMを見かけない印象がします。


毎年夏を迎える手前になると、

「あったかいところでバカンス、海いかがですか」みたいなテレビCM、

ずいぶん流れてた記憶があるんですけど。


いつかまた、

そんなしずる感あるテレビCMが流れることを祈って……

過去に流れてたテレビCMを、夏の雰囲気を貼ってみます。



「1988年、ANA 夏の沖縄キャンペーンCM」

男子二人を従えた女性芸人いましたよね、その元祖みたいな。

音楽は、稲垣潤一さんの「サザンクロス」



「2000年、ANA 夏の沖縄キャンペーンCM」

音楽は、MONDO GROSSO の「LIFE feat.bird」


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まだ暑くて汗ばむような陽気ですが、

季節に寒くなる前の準備に、陽に暖められた空気を

全身に取り入れておきましょう。


いつ映像化されるんでしょうねこれって……

 

そう思ってたりするんですけど、この漫画に。

もしされたなら、個人的に実写として観てみたい。

群像ものですから、出演者で華やかになりそうです。


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「淡島百景」4巻

2022年8月30日 第一刷 / 太田出版 800円


最新刊に4巻、やっと出ました。


あとがきにもそのことがありますけど、

これまで一巻ずつ出るごとにその間合いが二年、三年ってふうで、

ほんと読者待たせ。それでも待つんですけどね。


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淡島歌劇学校を舞台に、そこの生徒である予科生に本科生、

そして卒業生に個々のキャラクターを各話ピックアップして読ませる、

そんな群像もの。


お話に描かれる、夢や憧れ、抱える人間関係。

“淡島歌劇学校にまつわる”という大枠・物語上の設定はありますけど、

現実の世界に置き換えられる調子で読めます。


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なにも描かれていないように見えて、

脳内に絵が炙り出されてくるようなコマ運び。

漫画の技法のひとつですけど、

それがとてもしっくりくる。


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次の5巻で終わってしまうのはほんとうに残念なんですけど、

その発売に待ち遠しくある「淡島百景」、

1巻から一読におすすめです。


やっと最新号が出ましたね……


これまでも追いかけてきたこの雑誌、

“日本の《異空間》旅行マガジン”。


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「ワンダーJAPON」5号

定価:1540円(税込み)/ 発売日:2022年7月25日


この最新号も摩訶不思議奇妙奇天烈愉快珍妙スポットにトリップできる、

“ワンダー力” に精のつく滋養強壮にばっちりな内容です。


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公園も、博物館も、公共施設も、神社も、廃墟も、ほかにも、

ただこの世にあるだけじゃなくて、存在することの理由を掘り下げると

魅力的に映えてくる、それは当たり前のことなんですけど、

そこんところをこれまでどおり感じさせてくれてます。


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新型コロナウイルス、第7波の勢いが止まりません。

こちらも当たり前の継続に注意を怠らずにいきましょう。


とにかく気持ちに若返るサウンドに……

 

これもよく聴く一曲。前口上つき。



この前口上つきの「SPARKLE」は、

「菊地成孔の粋な夜電波」(というラジオ番組。現在は終了していて残念)で

放送されたもの(OAに2014年の夏の終わり、とそこで話されてます)。


前口上に深く聞き入ります。


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山下達郎さんといえば、そうですね、

今月22日に11年ぶりの新しいアルバムが出ますけど、

それに合わせて特集の組まれたこの雑誌。




「BRUTUS TASTURO'S MUSIC BOOK 山下達郎の音楽履歴書」

7/1号(マガジンハウス/880円) 

入手に少しばかり難しくなってるようです。


8時間ロングインタビューに読み応え十分。

「全仕事リスト、449曲」

(リストに載ってない曲もありますけど)にも圧倒。

五十年のキャリアの結晶、って感じです。


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特集の記事にもあるのですけど、

CM(テレビ、ラジオ)におけるタツローサウンド、について。

できれば、その楽曲の使用されたCMのリストなんてのもあれば

うれしかったのですが。


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タツローサウンドの使われるテレビCMって、

その曲のプロモーションビデオっぽく思えたりします。


テレビCMに少し。











タツローサウンドの採用されたテレビCM全部を

一本に繋いだものを観てみたい。


「へび女」……