新年おめでとうございます。
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楳図パーフェクション!1「へび女」
2005年9月1日 初版第一刷発行 / 小学館 / 1143円+税
三作品収録、すべて“へび女”のお話。
収録されてる順に読み進めていく、と、
最後の作品のラストが最初の作品へつながるそんな構成、
自らのしっぽをくわえた輪っか状のウロボロスを想起させる、
“永遠であり不滅”の恐怖、その円環。
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いつ読んでもこころ鮮やかに戦慄。
いつでも聴けるように。
井上陽水さんの「ロンドン急行」
ユーミン&ムッシュお二人めっちゃ楽しそう
実はムッシュのために書かれた曲「中央フリーウェイ」
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TV番組に「セブンスターショー ユーミン&ムッシュ」(1976)
っていうのがあったのをYouTubeで知りました。
こういった動画の発見って、ほんとにうれしい。
やっぱりほそのさんがいると、
リズム隊のはしら、おやかたって感に、
ここちよく聴き入ることができますね。
全編バージョンでは曲間にユニークなとこも少々あったり。
そのTV番組の放映から2年後、ほそのさんはYMO始動。
本当に刊行されてたなら、って考えるだけで、
どきどきわくわくはらはら、ヴィヴィッドなここち。
そんなふうに刺激を与えてくれる一冊。
「週刊本6 本本堂未刊行図書目録 地平線の書物」
坂本龍一
1984年11月1日 発行 / 朝日出版社 / 500円
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1984~85年にかけて定期的に配本されてた叢書、
「週刊本」シリーズの6巻目。
その内容に、本本堂の “未刊行図書” 50冊の目録。
目録の構成に、装幀(デザイン案)とブックリスト(概要)。
本本堂は、坂本龍一さんがその当時立ち上げた出版社。
「(今年復刊された)長電話」や、カセットブックなど
発行されてました。
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装幀(デザイン案)に少し……
上から順に……
「一定時間が経つと燃え始める、読み手の
知りたいエネルギー(欲求)に対抗するような本」
……<煉獄論あるいはゴダール・スペシャル>
浅田彰 / 装幀・井上嗣也
「その論を開こうとするには、重たげな表紙に
硬そうなボルトをはずさないといけない本」
……<中上健次論(カセットブック)>
浅田彰 + 坂本龍一 / 装幀・赤瀬川原平
「(幻覚作用があるといわれてる)檜の一枚板による、
薄くスライスされてそれがページをなしてる本」
……<鬼奈沙・黙示録>
半村良 / 装幀・奥村靫正
「ひもとくとそれ自体が壊れてしまう、
その再構築・再構成が読者にゆだねられた本」
……<壊れる本>
構成・坂本龍一 / 装幀・日比野克彦
ピックアップした以外の装幀にもいえる、
常からの逃避感。
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人って、情報を理解する状態へもってくまでに、
“言語的なるもので構造化する(形にする)” って
面倒を踏まなきゃ、そうして出来上がったメディアを
介さなきゃ「なるほど~」「ふ~ん」「おもしろ~い」
って感触、つまり理解にまでたどり着けない。
現実問題、そんな感触を得るための媒介、メディアが
この世に多すぎる。
本にしてもレコードにしても、人はいまだに目や耳から
膨大な迂回路を経て情報とコミュニケートしてる。
そこで、こんな考えが浮かんでくる……それは、
目や耳で触れるメディアが形づくられる以前の思考、
ってものに(たとえば、文章として原稿用紙に
吐き出される前の言葉だったり譜面に起こされる前の
メロディーだったり、そんなクリエイターの頭の中で
それら発想のゆらいでる状態、に)、
ものすごくヴィヴィッドで、流動性に高くて、
常に変容するなにかが潜んでて、そこに受け手が
“シナプス的連結”できたなら非常に面白いはず、って。
この週刊本に、
50冊の装幀やブックリストを自由に眺めるだけで、
まるでそれら情報を好きな場所からランダムに
アクセスしてるような恰好で、それって
脳神経に直結してるようなイメージに近い……
そんなパフォーマンスを見せる、っていうのが、
本本堂による未刊行図書目録。
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「紙」に「文字や絵や写真等」が印刷されて「本」という
“構造化されたメディア” になってそれが物流に乗って
全国の書店へ運ばれそこで販売される部数に一冊手に取り
ページをめくり……することで、
ようやく著者の思うところにたどり着ける
(わたしの場合古本屋さんで「教授の本!」って見つけて
購うまでの年月も迂回路に含まれるものと……そうして
発行から40周年を迎えた今年にたどり着けた、っていえる)、
そんな本書に収録されてる対談『坂本龍一 × 浅田彰』から
帯文にコンセプト(未刊行図書目録の趣旨)のあたりを
わたしなりに崩してつづってみました。
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本本堂未刊行図書目録。
そのポストモダン期の1980年代に創られた、
非合理主義につら抜かれたそんな一冊のご紹介でした。
肩凝りましたか? 両腕をぐるんぐるんしましょう!
頂きましたので、
ブログで開封の儀みたいな。
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この箱で送られてきました。配達員さんのほほ笑み。
キョロちゃんの大きなあたまのなかにあるカプセルを
側面のハンドルまわして取り出す、っていう、
対象年齢3才以上のおもちゃ。
カンヅメの付属品に
カプセルのなか身用カードみたいなのがあって、その種類に
「おてつだい」「おねがい」「おみくじ」「フリーカード」。
フリーカードは、そこに文言を自由に書き込めるぐあい。
ガチャする者の年齢に合わせたカード内容で
楽しさ広がるキョロガチャ(ΦωΦ)キキキ
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森永チョコボールの金・銀のエンゼルマーク。
調べてみると、そこそこの値段で売られてますね、
ヤフオクとかメルカリで。
(現在のエンゼルマークの出現率から)
銀は1枚で3、400円くらい、5枚セットで1500円前後。
金のは、出現率に低いからでしょうね、
それ1枚で銀5枚セットより幾らか高い値段設定。
ということは、
おもちゃのカンヅメ自体に値段をつけるなら
それくらいってこと?
今回の「キョロガチャ缶」、幾らくらいで売られてる?
そこんところオークションサイトで調べてみると、
その状態に加味の上で、3000円前後(送料込み)。
欲しい方には、チョコボール食べてエンゼルマーク集めるより
なにかとショートカットなのはたしか。
それにしても、SOLD OUT が目立ってて。
キョロちゃんアイテムコレクター、
森永製菓販促グッズコレクター、といったような方々が
買い求めてたり、あと、家族で楽しむ用に、とか、……。
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目指せおもちゃのカンヅメ、続く。。。
いつもならもう始まってるんですけど……
昨年から引き続き、
各都道府県での入賞作品の発表会はありません。
新型コロナにまだまだ用心ですね、
来年は行われますように。
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ということで、
ウェブで視聴できるようになってる今年の入賞作品、
2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS
(旧 ACC CM FESTIVAL)
前年から今年にかけて一定期間(一年間)にテレビやラジオ、
SNSなどのメディアで放送、展開されたコマーシャルのなかから、
2024年度のTV部門とラジオ部門でグランプリ取った作品を
リンク経由でご紹介。
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●TV部門・グランプリ
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●ラジオ&オーディオ広告部門・グランプリ
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今年もグランプリに選ばれた、カロリーメイトのCM。
受験生には励みになって、
通過した者にはそのときを振り返らせる……。
タマノイ酢 すしのこ。
商品のおいしさがおかしく味わえる、
咀嚼音その音漏れが愉しく際立つ、
そんなラジオならではっていえるCM。
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もし来年行われるなら、全国巡回にこれまでと同様
だいたい11月末くらいから始まるはず。
各都道府県によって、約3時間(この長さがデフォルトかも)から
最大約6時間の、コマーシャルだけの視聴に
(長時間の発表会は途中休憩挟みます)、
場所によっては無料、料金要るとこもあるので、
参加される際は確認してみてください。