「BOREDOMS(ボアダムス)」の演奏に……


いつでも視聴できるように

ライブ映像に少し


   *   *   *


1993
(これ、エンディングクレジットに“関西テレビ”ってあるから、
 テレビで放映されたもの?なんやろか……)


2005


2012


   *   *   *


前回のブログ更新に補足みたいなの兼ねて、その感に


「BOREDOMS(ボアダムス)」

1986年にデビュー、初期はその前にEYEがやってたバンドに

「🔗 HANATARASH (ハナタラシ)」の

ハードコアパンクその血脈見られるノイズに叫びに、

そこから年月の経過に、オルタナティブに強度の増してって、

なかんずく、貼りつけた動画(ゼロ年代 ~ の)をたとえに、

ライブのそれでは民族的信仰的とも映えて見え、

音響装置に楽器を手足にあらゆる生命の内なるを轟かせてるような、

聴いてると深い入神状態の引き起こされるような、

精神性を広遠にさせるそんなサウンド


現代美術家が描いた漫画 その3「ドンケデリコ」……


「ドンケデリコ」

1996年 9月30日 初版第1刷発行 / 作品社 / 1300円(税込み)


お一方に言わずと知れた現代美術家、そしてもうお一方に

1980年代に「Hanatarash(ハナタラシ)」からの

「BOREDOMS(ボアダムス)」さらに別名義の

バンドユニット&DJでひときわのミュージシャン、

そんなお二方がそれぞれ描いたものをFAXで送り合い

そうコラージュによって生まれた漫画


ドンケデリコ、

その言葉の意味に、この本にはこう説明あって、

「南米においてLSDを服用した際、どんくさくなる人の

精神性を表す」と


   *   *   *









幻覚剤で酩酊し呂律のまわってない、

そんなドンケデリコにそのとおりってヴィジョン

言葉とイメージの純粋性に交互の応酬、

邪念のない感情その流露っていえる、ページに次ぐページ


FAXの送受信にサイズが限られてると思うんですけど、

もしそのサイズがなかったなら……

ドキドキワクワクドキワクが止まらない


   *   *   *


書籍、というサイズにひとまず収まった、

壮大なお話のごく一部にも思える

「ドンケデリコ」


もし、仮に、万一、ページをめくる機会がありましたら、

お二人によるバンドユニット

「PUZZLE PUNKS(パズルパンクス)」

そのサウンドにミニマルでパンキッシュでコラージュなテイスト

それをBGMにしてみるとバッチリ


この本が出版された1996年リリースのアルバム


ココログ広場(@niftyゲーム)のアバター その1


10月31日といえば……


2年前のその日で終了を迎えた

ココログ広場(@niftyゲーム)に懐かしい


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< あのとき作ってたアバター >








新選組、お花飾り隊・隊長





貴公子イメージ
タレントの誰かに似せて作ったん






白虎隊
こんなふうでも銃の腕前は確かやし






アツアツ小籠包(でしたよね?)のせネェ
このあたまのせ欲しくて神経衰弱
頑張ったおぼえ

現代美術家が描いた漫画 その2「趣都」……


「趣都」

2025年 9月22日 第1刷発行 / 講談社 / 1980円(税込)


一言で、大好物。

ほんと楽し過ぎて、没入。

日頃しごとの忙しさにきぶんわる過ぎに、すごく癒し。


カバーを外した状態、その表と裏に、


“連載開始前スケッチ” がデザインされてます。


   *   *   *


都市(万人の日々の営み)を形成しその役割にあるもの・

意匠について、そのお話に大きくわけて三つの材に

“電柱” “日本橋・首都高” “階段” をピックアップ、

それぞれに見目だけでなく目には見えないデザイン性、

存在性を高尚に昇華させる、芸大の専門講義そのような

リズムにあって、ページをめくりめくりして見てるだけでも

それはそれはもううっとりな、作品。


動画に落とし込まれた「第一回」があったので。

(途中と終わりに漫画アプリの宣伝入ってます)



漫画なのですけど、表現形態にそうあるだけで、

だからそれは、一次的に、としておいて、味わうほどに

作者つまり画家山口さんのこれまで発表されてきた作品の

ありようと並行にある、っておぼえで、

その代表的な描出に緻密なコマなんて、魅入ります。


   *   *   *


これは個人的になんですけど書き留めておくと、

LIXIL出版(2021年で活動終了)から発行されてた

“🔗10+1” という書籍に、その主線だった

建築・都市工学にその論や批評に硬派な感だった内容を、

登場人物がやさしい砕きようでわかりみに導いてくれる、

そんな雰囲気にもあるかなって。


ともあれ、

普段見慣れた景観にあらためていとおしくなる、

そこへの関心、一通りではない捉え方をはぐくんでくれる、

手に取ってごらんあれ、とおすすめできる一冊。


現代美術家が描いた漫画 その1「ミュータント花子」……


「ミュータント花子」

1999年 8月15日 初版第1刷発行 / ABC出版 / 1200円+税


1997年私家版の、復刻版。

発行日に意図的なんでしょうね。


フランス版もあって、そちらはオールカラー。


裏表紙に……


以下に、あとがきからの抜粋。


……(「戦争画 RETURNS」について)

~そんな平和ボケの世代でも、平和ボケの代表として意識的に

過去の戦争を描けば、なにがしかの特殊な意義が生じるはずだと……


……(この漫画について)

~という目的の「戦争画 RETURNS」シリーズに、是非とも

組み込むべきだと思いました。そこには<戦争にすっかり

リアリティーを失っている>という世代的なリアリティーが、

捩れた形で深く刻印されているように思えたからです……


   *   *   *


このお話に、ざっとするなら、

天皇陛下から、同士純一と力を合わせて悪魔の国

アメリカを倒すのだ、と命を受けた主人公・花子が、

マッカーサーや敵兵からの極ひど仕打ちを受ける展開が

あってあってあって、からの、やがてそのときを迎えて

ミュータント花子として生まれ変わり、

勅命を果たす、といったぐあい。


極ひど仕打ち(花子だけじゃなくてその姉や純一にも)

そこの描写・表現にR指定の度に過過過激激激っていえる、

それはもう会田さんの本能に欲望にめいっぱい。


そんなあたりに、ほかのウェブサイト(古書店など)で

こんな感じですよっていうの、見かけません。

シーンに同じようなページの紹介が多くって、

そうでしょうね。


会田さんの作品(に通底するところ)をご存じの方なら

ほかのページに、あとがきにもあるその深く刻印されてる

捩れた形にどんなふうか想像に容易のことと……


生(命)、性、戦争、を材として、捩れに突き抜けてる

そんな表現に、絵の感じや描いているものなど目にしてると、

ふと、似てる感じあるかも、って、漫画家・根本敬さんの作品を、

そのアクの強さや猥雑さ、グロテスクさを思い出したり。


根本敬さんといえば、その方の有名な言葉に

「でも、やるんだよ!」があって、意味合いに、

自分の未来にどうなったとしてもなすべきことにひたむきとする、

なのですけど、それをこの漫画にもおぼえる、

そんな一冊に、猛烈って印象。