10月31日といえば……
2年前のその日で終了を迎えた
ココログ広場(@niftyゲーム)に懐かしい
* * *
< あのとき作ってたアバター >
新選組、お花飾り隊・隊長
貴公子イメージ
タレントの誰かに似せて作ったん
白虎隊
こんなふうでも銃の腕前は確かやし
アツアツ小籠包(でしたよね?)のせネェ
このあたまのせ欲しくて神経衰弱
頑張ったおぼえ
文化系の肌に優しいブログ、インドア派&サブカル好きにいかが ~気長に更新~ ※デスクトップPCでの閲覧推奨/スマホでの表示は崩れるの<(_ _)>
10月31日といえば……
2年前のその日で終了を迎えた
ココログ広場(@niftyゲーム)に懐かしい
* * *
< あのとき作ってたアバター >
「趣都」
2025年 9月22日 第1刷発行 / 講談社 / 1980円(税込)
一言で、大好物。
ほんと楽し過ぎて、没入。
日頃しごとの忙しさにきぶんわる過ぎに、すごく癒し。
カバーを外した状態、その表と裏に、
“連載開始前スケッチ” がデザインされてます。
* * *
都市(万人の日々の営み)を形成しその役割にあるもの・
意匠について、そのお話に大きくわけて三つの材に
“電柱” “日本橋・首都高” “階段” をピックアップ、
それぞれに見目だけでなく目には見えないデザイン性、
存在性を高尚に昇華させる、芸大の専門講義そのような
リズムにあって、ページをめくりめくりして見てるだけでも
それはそれはもううっとりな、作品。
動画に落とし込まれた「第一回」があったので。
(途中と終わりに漫画アプリの宣伝入ってます)
漫画なのですけど、表現形態にそうあるだけで、
だからそれは、一次的に、としておいて、味わうほどに
作者つまり画家山口さんのこれまで発表されてきた作品の
ありようと並行にある、っておぼえで、
その代表的な描出に緻密なコマなんて、魅入ります。
* * *
これは個人的になんですけど書き留めておくと、
LIXIL出版(2021年で活動終了)から発行されてた
“🔗10+1” という書籍に、その主線だった
建築・都市工学にその論や批評に硬派な感だった内容を、
登場人物がやさしい砕きようでわかりみに導いてくれる、
そんな雰囲気にもあるかなって。
ともあれ、
普段見慣れた景観にあらためていとおしくなる、
そこへの関心、一通りではない捉え方をはぐくんでくれる、
手に取ってごらんあれ、とおすすめできる一冊。
「ミュータント花子」
1999年 8月15日 初版第1刷発行 / ABC出版 / 1200円+税
1997年私家版の、復刻版。
発行日に意図的なんでしょうね。
フランス版もあって、そちらはオールカラー。
裏表紙に……
以下に、あとがきからの抜粋。
……(「戦争画 RETURNS」について)
~そんな平和ボケの世代でも、平和ボケの代表として意識的に
過去の戦争を描けば、なにがしかの特殊な意義が生じるはずだと……
……(この漫画について)
~という目的の「戦争画 RETURNS」シリーズに、是非とも
組み込むべきだと思いました。そこには<戦争にすっかり
リアリティーを失っている>という世代的なリアリティーが、
捩れた形で深く刻印されているように思えたからです……
* * *
このお話に、ざっとするなら、
天皇陛下から、同士純一と力を合わせて悪魔の国
アメリカを倒すのだ、と命を受けた主人公・花子が、
マッカーサーや敵兵からの極ひど仕打ちを受ける展開が
あってあってあって、からの、やがてそのときを迎えて
ミュータント花子として生まれ変わり、
勅命を果たす、といったぐあい。
極ひど仕打ち(花子だけじゃなくてその姉や純一にも)
そこの描写・表現にR指定の度に過過過激激激っていえる、
それはもう会田さんの本能に欲望にめいっぱい。
そんなあたりに、ほかのウェブサイト(古書店など)で
こんな感じですよっていうの、見かけません。
シーンに同じようなページの紹介が多くって、
そうでしょうね。
会田さんの作品(に通底するところ)をご存じの方なら
ほかのページに、あとがきにもあるその深く刻印されてる
捩れた形にどんなふうか想像に容易のことと……
生(命)、性、戦争、を材として、捩れに突き抜けてる
そんな表現に、絵の感じや描いているものなど目にしてると、
ふと、似てる感じあるかも、って、漫画家・根本敬さんの作品を、
そのアクの強さや猥雑さ、グロテスクさを思い出したり。
根本敬さんといえば、その方の有名な言葉に
「でも、やるんだよ!」があって、意味合いに、
自分の未来にどうなったとしてもなすべきことにひたむきとする、
なのですけど、それをこの漫画にもおぼえる、
そんな一冊に、猛烈って印象。
買ってから随分と日が経ちましたけど、
ようやく、
「京都カーストは本当に存在するのか」
2025年 7月4日 第1版 /
発行所:サンケイデザイン株式会社 / 1200円(税込み)
京都の本屋さんに大手「大垣書店」が “取次を控える” と、
つまり、店頭に並べない、そう意味するコメントが
公にあったのを知り、どんな内容なのかなと、
著者に編集部の設けてる購入サイトから注文、
/ / /
本の構成にざっくりと、
最初に各行政区を擬人化したキャラクターの紹介、
それから序文ふうがあって、
「人口、面積、地価、など」それらデータを踏まえた
京都市や各行政区の俯瞰(府については僅少)、
そして、行政区一つひとつについてその区と
なにかしらの縁があるライターらの私見に11区分、
最後にむすび、
○ ○ ○
以下に読後感、
*
もともと「禁断の京都カースト」というタイトルだったようで、
バッシング、炎上、そのほかの考慮もあって
おそらく現在のタイトルに変更されたものと
(それでも地元大手書店が取次を控えたわけですけど)、
むすびのところに、
「社会的包摂性※の高い街にしてゆきたい」
(※:あらゆる人がその立場などに関係なく社会から
排除されず平穏に平和に生きられる社会を目指す考え方)
それをこのタイトルを反語的に使い問いかけたかったと
あるのですけど、であれば、
各行政区について語る11人の私見では足りないような、
私見にはどうしても偏りが出てしまうから、
それにタイトルの強さから“我が区自慢”として
いやらしく見えてしまうような作用も感じられて、
もし私見を大切にするなら、それに
「社会的包摂性の高い街にしてゆきたい」としてるなら、
このタイトルが世にまかりとおるくらい、つまり
社会的包摂性を問いかけてることに広く浸透するよう
続巻を出していくことが、タイトルを反語的に
使ってる意味からも、大事、って、
そんな思いがして、
ただ本の帯にもあるように、
「京都愛に満ちた一冊!」と謳い
各行政区の擬人化キャラクターを飾ってる、
そんなわかりやすさを表紙の面に押し出してるところに、
この本が「娯楽本」なのは間違いなさそうで、
一通り読んでみて、
京都市そして市内行政区の成り立ちについて、また
京都検定クラスのあまり人に知られていないような
区の行事など知ることがあったりもして、
そういった、まだ知られていないようなことは
私見レベルでまだあるはず、だから
これ一冊で終わりとせず色んな方に語ってもらえると、
本当に存在するのか、そこのところに
あらゆる立場の人が包摂されていくように思うのですけど、
○ ○ ○
書籍の販売チャネルに今はあの手この手と考えられるから、
書店に取次の控えがあっても、こうして入手できてる、
取次を控える、そんな今回の状況に、
全国にあまたの書店が、新書に古本、書籍のジャンル、など、
取り扱う商品に関係なく、
単に売るためだけの箱ものでないことを
考えさせる機会でもあったように思う、
30度を下回るようになってきたけど、
まだ夏を感じられる、そんな気分、
* * *
1998年発売のコンピレーションアルバムにその中の
一曲だった「乳房の勾配」、メロディーいいですよね、
歌詞はとってもあれですけど……。