まさしく、その通りです。……


芸術は長く、人生は短し


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今年に入って新潮の連載記事の終了を惜しんだところに……。


71歳は、

まだまだアクティブになれる年齢だと思います。

心身の状態によるとはいえ……


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本当にさまざまなところで教授の音楽を耳にしてきました。

こんなところでも聴けるなんて、といったなかにこの一曲。



テレビ放送のオープニングでこれが流れるのに、

素敵な一日が始まる、新しい一日に期待が高まる、

といったふうで、聞いていて気持ちいい。


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コマーシャルによくご本人が起用されていた印象も。

なんといっても教授ですから、それはもう映えます。

そんなCMのなかの一本に。



クリーンエネルギーについて、そのことを

大切に説いておられましたね。


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あまたの曲に、インストだけでなくご本人が歌唱されているものも。

あの教授ヴォイスによる歌唱その一曲に。

歌詞が胸にきます……。



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音楽だけにとどまらず文化面に広く多大な影響を及ぼし

その底上げをされた方だったとの印象も。


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高橋幸宏さんのときもそんな思いでしたが、本当に、

教授の創造した作品がいつまでも親しまれる世界であってほしい。


恒例となった、毎号のご紹介に。……


発売日から二か月ほど経ってますが、

ご紹介しないわけにはいきません。


これまで追いかけ続けてきたこのマガジン。


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「ワンダーJAPON」6号

定価:1540円(税込み)/ 発売日:2023年1月24日


今回の大特集に、広島・岡山のワンダースポット。

素敵、仰天、珍妙なスポットに和みます、癒されます。


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あの有名な犬(愛称・ニッパー)が

屋根になんと93体、壮観。

魔界への入り口のような隧道。

個人的にここ初めて知ったのは

九州朝日放送「ドォーモ」の

“前略、道路の上より”でした。

映画「ドライブ・マイ・カー」の

ロケ地でしたね。

お稲荷さんがたくさん。

ポーズにすべて違うお稲荷さんが

108体おられるそうです。

全ページ見どころに満載。

人が生きることその意味に(っていうと小難しく聞こえますが)

詰まっていると、いつもそう感じます。


そんなワンダーなマガジン、

よければお手にどうぞ。


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コロナウイルス対策、いよいよ落ち着いていくのでしょうか。

ひとまずTPOでマスク着用。それは必ず。

まだなにがあるかわかりませんので、十分気をつけていきましょう。

これまでどおり危険なのに変わりありませんから。


TPO、って意味に、こう。

T:Time / 時間

P:Place / 場所

O:Occasion / 機会・場合


連載を読み終えました。……


文芸誌「新潮」の、


「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」 坂本龍一


この2023年2月号をもって最終回なんて……。



第1回から最終回にかけて、

ここ近年のことを振り返ってみる、そんな内容でしたけど、

もちろんといえましょう、それより過去に話の及ぶことも。

音楽・芸術活動のことをおもに、

世情に政治経済、9.11、原発、震災、コロナ禍、

それからご自身の病状にともなう心身について、さらに、

両親のこと、ひとりの父親として家族のこと、など、

公にできる範囲でしょうけれど、語られていました。


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連載に最終回最後の段に、

「今後も命が続く限り音に触れ、

 新たな音楽を作り続けていくことでしょう」

とありましたので、その新たな音楽に

世界中のファンが触れられることは大いに喜びです。


今年2023年の誕生日1/17に発売されました、

日記のように(一日1曲)創作されたという12曲入りの

新しいアルバム。その次に新しい音楽を待ちたいと思います。


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今回の連載は間違いなく単行本化されると思いますが、

もしかすると、そこにさらなる日々の近景が追加される形で

一冊になるのかもしれません。


文芸誌のバックナンバーを入手するのは大変だと思いますので、

単行本が出た際は、お読みになってみてください。


本当にたくさんのいい曲を遺されました。……


どれが好きかって問いに挙げれば多々なんですけど、

個人的に直近で暖を取るように聞いていたこの曲なんて、


せつなで、あたたかな季節を呼び起こしてくれる、

そんな曲調にそこへのせる歌詞とそれにあいまったユキヒロの歌声に、

今により切なく泣けてもき、


「WATERMELON」高橋幸宏, 東京スカパラダイスオーケストラ


作詞に高野寛さん、作曲に高橋幸宏さん&スカパラ。

共作にこれぞといえる布陣。


色んなミュージシャンとの演奏に似合う印象。


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ご本人に主演の映画もありました。

「四月の魚  POISSON D'AVRIL」監督・大林宣彦(1986年公開)

その映画の冒頭。


四月の魚 POISSON D’AVRIL

曲調にヨーロピアンスタイル、流麗な一曲。


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いつまでもこのような曲にめぐまれる世界であってほしい……。


来月、12月3日と4日に地上波初放送なんですね……


同名タイトルの小説が原作の映画、

海炭市叙景」(12/3放送)、「オーバー・フェンス」(12/4放送)

(それぞれの内容はwikiで)。


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以前に一度きちんと読んでおこうと思い、

そして読みました、その一冊を紹介。


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「佐藤泰志作品集」

2007年 10月9日 第一刷発行 / クレイン / 3300円+税


41歳という若さで自ら死を選んだ……作家、佐藤泰志

その代表的な創作の収められている一冊。


小説に「海炭市叙景」「移動動物園」「きみの鳥はうたえる」

「そこのみにて光輝く」など知られたタイトルと、ほかに、

詩、エッセイ、作者についての解説がまとめられています。


作家のやがて死へと至るそこまでにつづられた、

その軽やかとも思える文体に、だからこそ惹きつけられる、

若い登場人物を主として、青春、性、生命、に根の濃い作品群。


小説から特段感じられる、“煩悶なくして人間ではあり得ない” と。


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なぜ、きちんと読んでおこうと思ったのか。


そのわけに、単純に読んでみたかったこともあるんですけど、

そう、どうしてこの方の作品が次々と映画化されるのか、

という興味関心からも。




「海炭市叙景」



「移動動物園」



「そこのみにて光輝く」



「星と蜜」


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個人的に、この一冊を読んでみて感じた、

映画化・映像化されるわけに……


どの作品も、決して悪い意味でなく、

あまり見かけない設定というか感触がないところ

(有名な純文の賞に選ばれるのはそれがとがってる気がします)、

つまり、

「非常にわたしたちに近しく思える人間」が描かれているところ。


それは読者を共感させる力に強いといえ、

映像化されたなら人々の感覚に響きやすいいい形になるといえ

(上手く映像化されることが条件ですけど)、

そうなったら観る人は共感、胸を打つことに確定で、

そこのところに『 “映像化されるべき力” が内包されている』

っていえるんじゃないかと。


読んでみて、文章から絵が浮かびやすい。

シナリオを読んでるふうにも感じられます。

たとえば小説を映像化するって授業があったとして、

そのテキストに最適といった印象も。


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テレビ放映されることで(地域限定のようですけど)、

それも地上波なので反響があるものと思います。

観る人によっては心底胸を打つことでしょう。


映画を観てから原作を読まれるのもよいと思います。

作家の生に触れる一冊、よろしければ。


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そろそろ年の瀬でせわしなくなる時期、

コロナへの用心とともに、風邪を召さないよう参りましょう。


「へび女」……