映像化されますね……

 

実写なら出演者で華やかになるとも思えたんですけど、

原作に絵としてでき上ったキャラクター性を極力崩さない方向で

というなら確かにアニメーション表現で話を起こしていくのが

もとに近しいありようで良好と。


個々のキャラクターに生動あるところを早く見たいです。


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「淡島百景」5巻

2024年5月21日 第一刷 / 990円


長い年月を経て、これに完結を迎えました。

最終巻を読み終えて、この先の淡島歌劇団に

想いを馳せずにはいられません。


これにつきる感です、

作中に出版されるノンフィクション本の舞台化で、

これまでの光の当たってこなかった暗部に澱みもひっくるめて

淡島歌劇学校そこに流れる血脈に真であることが試される、

決してやすく純粋に無垢とはいかない世界で、未来に永永。


それを客席から鑑賞する側も、演じる側に継がれていく血脈のほどに

もちろん伝わらないわけがなく、そこに同じく未来に永永と。


あとがきにも触れられています、その

現実の歌劇団で起きてしまったできごとの

どうしても思い出される本編にあって、

こうして描き切られたことに、創造することへの真摯をおぼえます。


未読の方がおられましたら、ぜひ。


いつものマイ癒しマガジン。……


心身に養生中、かたわらにあって気持ちに救われました、

今もページをめくればそうで、とってもなごむ既刊誌。


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表紙の「足摺海底館」、

離れて見る外観に突如として未来っぽい、

海中展望塔(中にある螺旋階段で海面下へ)。





「ワンダーJAPON」8号

2024年 1月24日 発売 / 1540円(税込み)


鉱山跡や廃墟、神社仏閣、公園、都築響一さん案件、など、

これまでどおり異空間スポットの紹介記事が詰まってます。


ループ魚道(魚の産卵や遡上のために作られた人工的な河川の道)を

網羅する特集記事なんてワンダージャポン(旧ジャパン)ならでは。


紹介されてる異空間スポットには住所が記載されてるのですけど、

グーグルマップでその場所へ間接的に飛んでストリートビュー確かめると

そこへ行った気分になれます、あったあった! って、楽しめます。


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前半の特集に、四国「高知、徳島」。


グーグルマップ(ブログに貼り付けるの頑張ってみました)で

間接的な旅行に、たとえば、

入り口の前にサメ!が寝転がってるレストランに……





サメ!








お店のなかに賑やか、
レトログッズいっぱい





このレストランの住所をグーグルマップで検索すると……

ストリートビューにサメいはる。



続いて、フィギュアといえば海洋堂の、





どこもかしこも
かっぱいっぱい





このかっぱ館の住所をグーグルマップで検索すると……

ストリートビューに、かっぱ館のまわりにもかっぱ ( ̄◇ ̄)



もう一か所、つたに浸食されてラピュタ感のある、





セルフビルドレンガ建築、
未完成なんですって





この喫茶店の住所をグーグルマップで検索すると……


ストリートビューの位置を変えたら蔦のない状態も楽しめます


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裏表紙前で紹介されてる奇祭、山形県の民俗行事「加勢鳥(かせどり)」












藁みのを被って「五穀豊穣、火の用心」って掛け声をして踊る人々へ

祝い水をかけて豊作や商売繁盛を祈るんだそう。

どれだけ文明が発展しても大切に守られてほしい文化です。

その保存、継承の重要性を広めるためにも、

この本の役割、存在ってめっちゃ大事。


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いつもこのジャポンには、

人の持つ創造性に、よろこびとおどろき、おそれなどをおぼえます、

ほんとう、人として自由なありようと、元気をあたえてくれます。


よろしければお手にどうぞ。


スペシャル対談のおぼえ書き。……


明るく前向きにアクティブに、そうして行ってきました、

京都市美術館開館90周年記念展に関連したイベントに。


「スペシャル対談 山田五郎 × 村上隆」(2024年4月26日)




ローソンチケットの

お気に入り登録機能、

しっかり働いてくれました。



あの被り物の出で立ちで登場(会場どよめき)された村上隆さん、

ご自身の飾り立てにインパクトありありでした。

山田五郎さん、教養講座やアド街、ぶら美などで見るお姿にまんまや、って

そりゃそうやねんけどご本人なんやし、実際目にするなり

なんだか(* ̄▽ ̄)ヒャッホイ!って感じになりました。

お二方からパワーをいただいたような。


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ということで、およそ90分の内容に、ざっとこんな感じでした。

(こちらの脳都合・解釈が入ってますのであしからず)


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西洋フランス画壇で活躍した藤田嗣治もそうだったと例に挙げながら、

「なぜ村上隆は日本で嫌われるのか」と。

(藤田嗣治もその活躍当時嫌われていた。ご本人のパフォーマンスに対して

 だけでなく、「西洋画には珍しい日本の面相筆を用いて描いてるだけやん」

 って言われようで)

ほかの日本人アーティスト、草間彌生さん、奈良美智さん、杉本博司さん、などは

あまり嫌われていないのに。

 ↓

“オークション・サザビーズでの16億円落札”が大きな話題となり、

それを機に嫌儲主義の目から仇のようになってしまった。

(芸術とは儲けのものではない、って根付きのある日本)

 ↓

16億円で落札されたけれど、そもそも作家のもとには一円も入らない。

※落札された際はその額から幾らかを作家に支払うべき(と山田さん)。

 ↓

嫌儲からの流れで、「作品自体も村上隆本人が描いてないじゃないか、

運営してる会社のスタッフが手がけてる」との批判も。

 ↓

でもそれを言ったら古くは工房を構えスタッフを抱えて作品作ってた

ダヴィンチやミケランジェロはどないやねん(と山田さん)。

 ↓

現在の日本の芸術というものは、

明治期に工部・運輸省が外国から芸術/西洋画を“輸入”したことに始まる。

(そうして日本初の美術学校、工部美術学校、が創られた)

< 西洋画を輸入することの意味 >

その写実描写が「記録」に有用、その遠近法が「図面作成」に有用

 ↓

(工部美術学校廃校後、東京美術学校の誕生)

 ↓

日本の芸術の出自、その定義に曖昧さがある。

 ↓

日本に培われてきた歴史ある“日本画”には、西洋画のそれとは違った、

空間、奥行きを捉える表現があった。

 ↓

俵屋宗達、尾形光琳、与謝蕪村、円山応挙、曽我蕭白、伊藤若冲、など。

日本画の平面的な描写にあって、描かれたモチーフ(植物やら生き物やら

景色やら)に対し目線を動かし鑑賞することで、

そこから立ち現れてくる空間、奥行き。

 ↓

1980年代、「銀河鉄道999」そのほかアニメーション作品で

活躍されていたアニメーターの金田伊功(かなだよしのり)さんの

テクニック(平面的な描写)そこにとりわけ爆発の描き方に

日本画の表現との親和を見る。

 ↓

スーパーフラット、その概念の提唱。

 ↓

創作する作品に対して「アニメや漫画など日本のサブカルチャーを

芸術に利用している」といった見方がされている。

かつてアニメーション監督・富野由悠季(とみのよしゆき)さんとの

対談があったとき、そのあたりについてなにか言われやしないかと

どきどきした(と村上さん)。

 ↓

作品をつくる上で、ただサブカルチャーが目立つだけじゃない、

展覧会の催されるその土地ごとにそこではぐくまれた芸術に

ちなんだ作品づくりがなされている(と見る京セラ美術館館長)。

 ↓

たとえば、サンフランシスコの美術館で展示される作品には

ドナルド・トランプを想起させるような政治的な色合いが、

また、今回の展覧会では、これまでの村上作品にはなかった表現、

“金の箔押し”そこに京都(の絵師)にちなんだ作品の肌合いが見られる。

 ↓

今回の新作は、学生時分に京都への学習旅行(美術巡り)その経験が

反映されているものと。

 ↓

土地にちなんだ作品づくりには、その土地へ日数かけて滞在することが大事。

そのことを若い人に教えるけれど今一つぴんときていない(と村上さん)。

 ↓

これまで開催された個展の回数が日本よりも海外が多い事実に、

世界で活躍するには、海外とのコミュニケートが必要(その土地を知る上で)。

これからの芸大は、絵を描けることよりも、

英語(外国語)できる人(の教育)がとても大事なのではないか。

 ↓

「なぜ嫌われてしまうのか」に立ち戻り、

世界で活躍する日本人の例を挙げながら(俳優の真田広之さんとか)、

今後恐らく日本での自分の個展はもうやらない。

 ↓

それは、決して嫌儲主義に相対する“マネードリブン(金儲け主義)”

によるものではない。


対談の最後、山田さんから村上さんへの質問に、

「風神雷神の作品、なぜ俵屋宗達の風神雷神の位置とは逆なのか?」

 ↓

最初に思いついたイメージにその位置関係だった。

最終的に反転させるつもりだったけれど、

そうしたら思ってる感じではなかった。なので、

最初のイメージ、ニュアンスを大事にした。


「これからも、もっとたたかれてってほしい、いい意味で」と山田さん。


「日本での自分の個展は恐らくもう無い」と村上さん。


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どこかでおぼえのある内容も含んでいましたが、

直に見聞きできたことでなるほどふむふむと、

時間にあっという間のイベントでした。


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スペシャル対談の模様がYOUTUBEなどで公開されることがありましたら、

そちらに正しくご覧くださいますよう<(_ _)>


対面してきました。……


今月の中頃、桜の見ごろに合わせて。

美術館の個展に入らなくても鑑賞できる金ぴかの作品と。


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京セラ美術館の裏っかわにある日本庭園そこの池に配されてる作品、

「お花の親子」。13か4メートルくらいのおっきさです。


































これくらいおっきいと、威光を宿す加減で、

偶像的に働く引力の作用って感じで、

老若男女の目を楽しませるふうでした。


空がもっと青ければ、桜も映えて、

写真としていい感じになってたんちゃうかな。


今回の個展「もののけ 京都」は、まだ鑑賞できてません。

開幕に合わせて行きたかったんですけど、そのときは伏せてたので。

閉幕するまでには足を運ぶつもりです。


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「お花の親子」を手がけたのはみなさんご存じ、

現代美術家・村上隆さん。


そういえば、下の動画を随分と前にリンクしてました。

  音楽【Different Colors

そのなつかしいアニメーションは、ルイヴィトンとのコラボPV。

(細田守監督作品なので、“時かけ”とか“サマーウォーズ”とか好きな方は

 いっぺんくらい見といていいかなって思います)


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過去に催されたこの方の個展にどれも印象の強いものでしたが、

2016年に横浜美術館で(森美術館「五百羅漢図展」と重なる時期に)、

この方の個人所蔵に国内外のアーティストの作品を展示する

「スーパーフラットコレクション」展があって、

それがわたしの印象に色濃く残ってます。


  コレクション展の動画




古典から現代まで、西洋に東洋、作品のジャンルに広く、わたしには

コレクションの向きにただただわかりやすさが感じられて、

この方の脳内の単純明快さに触れた思いがしました。


よそのお宅に書斎の本棚を眺めてるような、

そんな風趣好きなわたしにはいい感じだったコレクション展。


個人所蔵に現在も進行形のはずで、

コレクション展その2やってほしいんですけど。


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そんな思いをこぼしつつ、

「もののけ 京都」展、いかがでしょう。

スペシャル対談で村上隆さんが仰ってましたけど、

「恐らく日本で自分の個展はもうやらない」そうですので。


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~ 次回の記事に ~

4月26日に足を運びました、

京都市美術館開館90周年記念展に関連したイベント、

「スペシャル対談 山田五郎 × 村上隆」のおぼえ書き、を予定です。


しばらくお休みしていました。……


体に無理をいわさない程度にアクティブに、きもちに明るく前向きに、

わたしの新年に今月からって感じです。


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養生中、小さい頃から親しいこのパッケージに

初めて現れてくれました、エンゼルマーク。

次は金のエンゼルを見てみたいです。